openssl-0.9.x をバージョンを混在させてインストールする方法

 OpenSSLの場合、バージョンが異なるとSSL接続に問題が出るとかいう話をよく聞くので、異なるバージョンのものが共存できるように、インストールするほうがいいのではないかと思います。あと、これもまた最適化を利かすため、Configureスクリプトを自力で編集します。

$ gzip -dc openssl-0.9.6d.tar.gz | tar -xf -
$ cd openssl-0.9.6d
$ /usr/bin/gpatch -p0 < openssl-0.9.6d-solaris-x86-gcc-patch
$ ./config --prefix=/usr/local/openssl-0.9.6d --openssldir=/usr/local/openssl-0.9.6d
$ gmake
$ gmake test
$ su
# gmake install
 ツボは「--prefixと--openssldirを同じパスにする」ということ。同じように openssl-0.9.5c もインストールできるはず。mod_ssl込みで ApacheをRunさせて、自己証明書を使ってテストする際に不具合が出てきた場合、OpenSSLのバージョンをダウンして再度コンパイルさせることも簡単である。例えば
--with-ssl=/usr/local/openssl-0.9.5x
--with-openssl=/usr/local/openssl-0.9.5x
などと指定すればよいわけです。ここで説明したことは難易度としては高くないのですが、複数のバージョンを独立して設置しておくという考え方は、様々なところで役に立ちます。
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